琥珀の憂ひ ガムシロに琥珀の憂ひとけて春 (がむしろにこはくのうれひとけてはる) 何故だか昔から ガムシロップを上から注いで、 かき混ぜないで しばらく眺めているのが好きです。 あの時の現象って 春が冬を侵食してゆく 速度や有り様に似ている気がして。 琥珀は、樹脂が埋没して 凝固した化石の一種。 憂いとなって固まった わたし達の化石も この春に 早く溶けてゆきますように。 About The Authormiu「書くように撮り、読むように観る」をモットーに、書く・撮る・読む・詠むを通じて、季節やことば、そして内なる叡智とつながり、森羅万象を思索してゆきたい。この場がその一助となれば幸いです。https://miusato.comRecent Articles Of This AuthorDigital木陰に咲くチューリップDigitalチューリップ畑Digital白木蓮Digital木下闇(こしたやみ)Digitalナガミヒナゲシmiuの記事一覧