春雨 春雨に眉間撃たれ疼く海馬 (はるさめにみけんうたれうずくかいば) 一見物腰の柔らかい降り始めの春雨ほど 肌を鋭く刺すような衝撃を感じるのは なぜでしょうか? 海馬(かいば)は脳内にある 記憶保持をつかさどる場所。 春は出会いと別れの季節。 まだ忘れられない記憶が 春の雨に打たれてじくじくと疼き出す。 ね、だから、記憶にだって傘は必要なのです。 About The Authormiu「詠むように撮り、読むように観る」をモットーに、書く・撮る・読む・詠むを通じて、季節やことば、そして内なる叡智とつながり、森羅万象を思索しております。あなたにとっても、この場がその一助となれば幸いです。https://miusato.comRecent Articles Of This AuthorDigital牡丹DigitalKissDigitalアチラ側Digital八重桜Digitalこぐまプリンmiuの記事一覧