miuの記事一覧 ( 19 )

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花薺

花薺

来し方を讃えるように花薺 (きしかたをたたえるようにはななずな)   来し方とは過去、過去の日々のこと。 花薺は春の季語。 ぺんぺん草と言う 呼び方の方が 親しまれているかも 知れません。 春の田に咲いた 無数の花薺。 通り過ぎた背後から 自分の過ごしてきた日々を 讃える拍手の音がしたら どんな気持ちだろう?...
春の虹

春の虹

利き足のヒール取られて春の虹 (ききあしのヒールとられてはるのにじ)   普段から、割と虹を見逃すことが多く、 友人たちがSNS等で「虹が見えた!」と 写真をアップしているのをもっぱら 指をくわえて眺めてばかりのわたしでした。 それが今日、 春の嵐が今まさに去ろうとしていた時のこと、 西の空が茜色に黄昏るのを...
春塵

春塵

春塵に三歩下がって追う背中 (しゅんじんにさんぽさがっておうせなか) ローム層の関東地方は 冬は雨が少ないために 春先の大地は乾いて砂ぼこりが立ちやすい。 春の強い風に煽られて起こる砂嵐のことを 春塵といいます。   三歩下がって・・とくれば、 「師の影を踏まず」です。 肩を並べてみたいけど・・・ 少し恐れ多...