花薺Haiku来し方を讃えるように花薺 (きしかたをたたえるようにはななずな) 来し方とは過去、過去の日々のこと。 花薺は春の季語。 ぺんぺん草と言う 呼び方の方が 親しまれているかも 知れません。 春の田に咲いた 無数の花薺。 通り過ぎた背後から 自分の過ごしてきた日々を 讃える拍手の音がしたら どんな気持ちだろう?...Read More
春の虹Haiku利き足のヒール取られて春の虹 (ききあしのヒールとられてはるのにじ) 普段から、割と虹を見逃すことが多く、 友人たちがSNS等で「虹が見えた!」と 写真をアップしているのをもっぱら 指をくわえて眺めてばかりのわたしでした。 それが今日、 春の嵐が今まさに去ろうとしていた時のこと、 西の空が茜色に黄昏るのを...Read More
エクリチュール~砂漠の道~Abstract砂つぶ、それは仄かに残る神の足跡 「神のコトバの沈黙の空間に、 人間が神に代わって存在を書いていくのだ」 byジャック・デリダ Olympus Pen f Zuiko 38mm 1.8fで撮影Read More
春塵Abstract春塵に三歩下がって追う背中 (しゅんじんにさんぽさがっておうせなか) ローム層の関東地方は 冬は雨が少ないために 春先の大地は乾いて砂ぼこりが立ちやすい。 春の強い風に煽られて起こる砂嵐のことを 春塵といいます。 三歩下がって・・とくれば、 「師の影を踏まず」です。 肩を並べてみたいけど・・・ 少し恐れ多...Read More